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成長して温室を突き破ってしまう恐れのあるダイオウヤシの伐採について

2020.12.15
東京都夢の島公園・夢の島公園熱帯植物館・夢の島公園アーチェリー場
 
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HP「ダイオウヤシ伐採のお知らせ」を拝見しました。
何度か植物館に足を運んで楽しませて頂いていたので、今回は伐採されるとのことで寂しい気持ちではあります。単子葉類植物の場合は頂点を剪定すると枯死するため、やむを得ず伐採するとのこと、また、通常は剪定作業のうちに伐採まで行うため来園者には見聞きすることが少ないとのこと。
私事ですが、子供の頃に読んだガルシンの短編小説「ATTALEA PRINCEPS」を思い出しておりました。この話では、故郷から離れて植物園に移殖された(やはり)ヤシ科の棕櫚が擬人化されています。故郷を思い植物園の屋根を突き破った結果、極寒の風に吹かれ、後悔の中伐採されるという切ないストーリーでした。私は、実際に天井を突き破ることも伐採することも、この物語をドラマチックに見せるための効果の一つに過ぎないものと(なぜか)長年勝手に思っておりました。人間からは殆どその変化が目に見えませんが、植生遷移が、これほどのダイナミックスと生存の知恵が織り込まれたものとは、恥ずかしながら知りませんでした。個人的にはむしろ、こちらのお話の方が、上の小説よりも植生のドラマを強く感じます。大変勉強になりました。
 

スタッフからのコメント

 
ヤシをはじめとする単子葉類植物は、頂点にある生長点を切り落とすと脇芽が出ることなく枯死してしまいます。従いましてダイオウヤシは止む無く伐採をいたします。これまで32年の長きにわたってご来館のお客様に親しんでいただきましたダイオウヤシですので、皆様に広く公開し、伐採前に懐かしんでいただくコーナーを設けさせていただき、多くのお客様からメッセージをいただきました。また伐採しました28メートルのダイオウヤシはしばらく前庭に展示いたします。